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神経なしは心臓なし
歯の神経を取るというのは
いわば体から心臓を抜き取るのと
似ています。
つまり、神経がなくなると
「歯が死ぬ」
ということです。
歯の中に神経があることで、
歯は血管を通し、歯の中に血を循環させて、
歯髄を正常に作動させています。
この「歯髄」というのは、
歯科専門用語なので、
ちょっと聞きなれない
言葉かもしれませんが、
歯髄は健康な歯にとって、
なくなてならならない存在で、
「歯の守護神」
と言っていいほどの
重要な役割を担っています。
この歯髄は、
虫歯から歯を守ったり、
もし、歯が虫歯菌にやられても
多少の傷であればカルシウムを
患部に詰め込んで修復し、
再び虫歯になることを
防いでくれたりします。
更に歯髄は歯に
水分補給する働きもあり、
歯に潤いが保たれることで、
傷つかず、割れにくく、
欠けにくい頑丈な歯を
キープしてくれるのです。
とても優秀で頼りになる
縁の下の力持ちの歯髄。
これが神経を抜くことで、
なくなってしまうのです。
神経がなくなると
歯は見た目だけ機能している
食物を嚙み砕くだけの
「マネキン」
になってしてしまうのです。
虫歯になることも防げないし、
虫歯になった歯を
修復することもできません。
潤いがなくなった歯は、
傷つきやすく、割れやすく、
欠けやすくなってしまいます。
更に問題は、神経がなくなると
痛みがない、しみることもなくなるので、
歯に何か異常が起こっても
最悪の状態になるまでは、
気がつかなくなるのです。
歯がおかしいと
自覚が出てきた時には、
もう抜歯です。
大切な世界で一つだけの歯を
泣く泣く抜かなければ
ならなくなります。
歯の神経は歯の命。
歯の神経が機能しているおかげで
こうして頑丈で丈夫な歯で
いることができているのです。
なので、どうかどうか歯同様、
歯の神経も大切に扱ってください。
歯専門ブログ
《Perfect Dental》
※神経自体が菌に侵された場合は、
最終手段として神経を抜く処置は
必要だと思います。
絶対に抜いてはいけないものでは
ありませんが、歯の治療の
「最終手段」として
考えておいてください。
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