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虫歯菌お気に入りの歯
大人になると子供の頃に比べて
虫歯になりにくいということを
以前、お伝えしましたが、
これも年代や体質、
日々の習慣、好きな食べ物によって
凄い差ができることが
分かっています。
20代、30代は代謝も良く、
歯茎も若々しく、下がっていないので、
虫歯の心配は少ないのですが
40代、50代になってくると
生活環境、生活習慣、
その人その人の癖によって、
虫歯になる確率が
大きく異なってくるのです。
分かっています。
20代、30代は代謝も良く、
歯茎も若々しく、下がっていないので、
虫歯の心配は少ないのですが
40代、50代になってくると
生活環境、生活習慣、
その人その人の癖によって、
虫歯になる確率が
大きく異なってくるのです。
虫歯ができにくい
「虫歯菌が嫌がる口内環境」があれば、
逆に虫歯ができやすい
「虫歯菌が好む口内環境」というのもあり、
本日は、そんな
「虫歯菌が好む口内環境」
を元に
「虫歯菌が好む口内環境」
を元に
「虫歯になりやすい大人の特徴」
についてお話ししたいと思います。
虫歯菌にとってのリッツカールトン
マリオット・インターナショナルが
世界規模でチェーン展開している
ホテルブランドであり、
その一線を画した運営は、
顧客の心を鷲掴みすることを
モットーに、
その行き届いた「おもてなし」で、
テレビやネットで話題になることも多い
あのリッツカールトン。
まさに虫歯菌にとっての
高級ホテルとは…
繁殖に必要な栄養素が
全部「高いレベル」で
揃っており、
とてつもない安定感、
安心感があって、
減っても減っても追加される
ルームサービスも完璧。
あまりにも居心地が良すぎて
ついつい居座ってしまう…
至れり尽くせりの
虫歯菌の居場所として
最高の環境になっている
「リッツカールトン仕様」が
こちらです。
-虫歯になりやすい大人のチェックリスト-
・いびきをかく癖がある
・朝起きると口の中が乾燥している
・季節関係なく唇がいつもカサついている
・歯の表面が茶色くなりやすい
・タバコを吸っている
・甘いものを含めよく間食する
・清涼飲料水をよく飲む
・歯間ブラシ、フロスを使っていない
・寝る前の歯磨きをよくサボる
おめでとうございます!
このチェックリストの全てに
チェックが入った方。
あなたの口内は
虫歯菌にとって
まさに天国。
パーラダイス!
この1分1秒の間に
想像を超えるスピードで
繁殖を続けており、
口の中いっぱいいっぱいに
虫歯菌が蔓延している状態と
言っていいでしょう。
詰め放題の袋の中みたいに
なっています。
今すぐ全力治療、全力予防を
していってください。
このままだと数年で
今ある歯、全部、
もっていかれますよ。
ガチの天国に。
そして、一つでも
チェックがあった方。
「私1個だけだしセーフ!」
と安心してはいけません。
残念ながら、
責任ある大人である以上、
このリストに一つでも
チェックが入ったら
もうアウトです。
自分の口の中は、
よしもと興業もビックリの
"笑えない"「虫歯菌養成所」に
なっていると思ってください。
なぜ、このチェックリストの項目に
1つでも該当すると虫歯になりやすいのか、
分からない方もいらっしゃると思うので、
これから一つずつ解説していこうと思います。
・いびきをかく癖がある
・朝起きると口の中が乾燥している
・季節関係なく唇がいつもカサついている
・歯の表面が茶色くなりやすい
この4つに共通するのは
「口呼吸」です。
いびきをよくかく人は、
口を開けて口呼吸メインで
睡眠をしていることが多く、
朝起きると口が乾燥しています。
いびきをかかなくても
口を開けて寝ている人は
寝起きに口が乾燥しているのですが、
口の中が乾燥すると
口内の唾液がなくなります。
唾液がなくなると
口の中は酸性の状態が続き、
脱灰により虫歯菌の繁殖を
止めることができず、
再石灰化による口内の中性化からの
歯のコーティング、修復も
できなくなってしまうので、
虫歯菌が口の中で暴れ放題になります。
睡眠中はただでさえ唾液の量が減るので、
口呼吸はそこに追い打ちをかけることに。
起きている時であっても、
口呼吸が続くと弱い風が
いつも唇に触れるので
常時、荒れるようになっていき、
口内も乾燥しがちになることで
保全が追いつかない歯は
虫歯菌によって、表面が
茶色くなっていきます。
そのまま放置していると、
どんどん虫歯が増えるだけでなく、
口内粘膜が萎縮していき、
噛む力も衰えてくるので、
更に唾液減少を招きます。
唾液減少が慢性化すると、
口腔乾燥症(ドライマウス)を発症し、
慢性歯肉炎を含む他の病気の要因に
繋がってきますので、
口呼吸による症状が
気になる方は、
歯医者に行く前に
口腔内科に行きましょう。
・タバコを吸っている
タバコが体に悪いのは
言うまでもありませんが、
タバコの悪影響が最もあり、
かつ最初に影響が出るのが
「口内」です。
舌の下で一度、
寝かせてから飲む漢方や
薬品も多いことから、
口内粘膜というのは
吸収率がとても高いことが
分かっており、
体質改善に利用されることが
よくあるのですが、
その真逆を行く口内から始まる
体質悪化の根元になるのが
タバコです。
あのくっさいタバコの煙の中には
なんと4000種類を超える
化学物質が含まれており、
そのうち約200種類が有害物質として
太鼓判を押されているもので、
発がん性物質に限定すると、
約70種類も含まれているんですが、
喫煙者は、口から煙を吸い込むことで
それらの危険物質を喉を通って肺に入る前に、
口の粘膜から吸収していきます。
喫煙者は口腔ガンに非常になりやすく
非喫煙者に比べて発症率は7倍高く、
死亡率は4倍を超えます。
特にタバコを吸いながらお酒を飲む人は、
発がん性物質がアルコールに溶け込むことから
吸収率が格段にアップするので本当に危険です。
虫歯発症のリスクについても
例外ではありません。
喫煙者と非喫煙者では、
発症率が3倍も違います。
タバコを吸うと
自律神経の働きにより、
唾液分泌が弱まります。
唾液の量が減ると脱灰により、
虫歯が増えやすくなることは
すでにお知らせしてきましたが、
タバコによる弊害は
唾液減少だけではないのです。
タバコの成分の一つであるタール。
所謂、ヤニと呼ばれるものですが、
ヤニはベトベトしているので、
歯の表面に張り付き歯をベトベトさせます。
その歯のベトベトにより
歯垢がくっつきやすく、
歯石ができやすくなることから
これも虫歯の原因になります。
他にもタバコを吸っている人は、
歯周病にもなりやすいことから
歯茎が下がってきて、
歯の根元の露出が加速することで、
そこが虫歯菌に狙われます。
更にタバコを吸っている人は
体内のビタミンCが破壊されることから、
常にビタミンC不足になっており、
その結果、口内抵抗が弱く、
口の中がずっとベトつく状態になります。
まさに虫歯菌が
「水を得た魚」になれるのが
タバコを吸っている人の口内です。
この文章を読んで少しでも
恐怖を感じた喫煙者の方。
どうか歯のため、自分の命のため、
そして、非喫煙者の私たちのために
喫煙を控えていただけたらと思います。
・甘いものを含めよく間食する
・清涼飲料水をよく飲む
10時のおやつ、3時のおやつだけでなく、
飴やキャラメル、タブレットを定期的に
補給する人は、口の中が酸性のままになり、
歯を修復する再石灰化が
できなくなるので、
虫歯ができやすくなります。
これももう間食の一つと
言っていいと思っているんですけれども、
ダカラや、ソルティーライチなどを
健康に良いからと1日1ℓから2ℓ程度
毎日、飲む人がたまにいますが、
清涼飲料水は意外と糖分が高く、
虫歯菌の養分になります。
スポーツ飲料も同じです。
水のようにポカリや、アクエリアスを
飲んでいる子供たちがいますけれども、
新しい歯が出てこない子供を調査した結果、
スポーツドリンクの飲み過ぎにより、
糖分によって歯が溶けてしまった
ケースというのもありますので、
スポーツ飲料、
清涼飲料水の飲み過ぎには
十分、気をつけてください。
・歯間ブラシ、フロスを使っていない
・寝る前の歯磨きをよくサボる
すでに虫歯予防の
基本になりつつある
歯間ブラシ、フロスですが、
歯ブラシが通らない、
通りにくい歯と歯の間には、
歯垢がとてもたまりやすく
なっています。
歯垢は細菌のたまり場で、
0.1g(耳かき1杯)の中に
100億個の細菌が
生息しています。
今、地球の人口が73億人で
2100年に100億を突破すると
言われているので、
人間の数で例えた場合、
目に見える歯に集まった歯垢には
一個一個、地球があると思ってもらって
いいと思います。
本当にとんでもない
エグい敵の数です。
その歯垢がついている場所が
細菌に蝕まれ虫歯、
歯周病になっていきます。
歯垢の放置は歯石に繋がり
歯石をそのまま放置していると、
歯周病が加速していきます。
口内から虫歯菌を壊滅させるには
歯垢撲滅が鍵になり、
そのためにも歯間ブラシ、
フロスでの歯と歯の間の掃除は、
必須になります。
最後にー
寝る前の歯磨きサボりについて。
これはもう論外ですね。
寝る前に歯磨きスルーした口に
キスするくらいなら、
便器にキスする方がマシです。
唾液にとってのVIPルームに
虫歯菌にとっての高級ホテルが
どのようなものであるかを
いろいろ説明してきましたが、
虫歯菌を殲滅し、
増殖を抑えるには、
唾液の分泌を増やし、
できる限り口内を酸性から
中性にしておくことが
重要になります。
虫歯の主な原因となる
甘いもの、タバコは
できるだけ控え、
食べ物を食べる度に
歯垢を綺麗に掃除し、
唾液がVIP待遇を感じる
口内にできるよう…
チェックリストの項目を
一つずつ減らす取り組みを
していってください。
歯専門ブログ
《Perfect Dental》
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